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いつも清潔な環境で快適に眠るための上手な寝具の洗い方

人は睡眠中にコップ1杯分の汗をかくと言われています。
そのため、見ためからはあまり分からないかもしれませんが、毎日使用するシーツや布団カバーは意外と汚れているもの。
いつも清潔な環境で眠るために、正しい寝具の洗い方や干し方について知っておきましょう。

シーツや布団カバーの上手な洗い方のポイント

シーツや布団カバーを洗濯する前に、まず裏側の取り扱い表示を確認してください。
シーツや布団カバーによっては、水洗いができなかったり、一般の衣料用洗剤が使えない場合もあります。
「中性」と表示のある場合には、おしゃれ着用の洗剤を使用しましょう。
使用する洗剤のタイプも上手にシーツや布団カバーを洗うポイントのひとつです。
粉末状の洗剤は、粉がシーツやカバーにこびり付いて残ってしまう可能性があるため、できるだけ液体洗剤を使うようにしてくださいね。
白のシーツやカバーを洗うときや汚れが酷いときには、酸素系漂白剤を使うのもおすすめです。
柔軟剤を使用すると汗を吸い取りづらくなるため、寝具の洗濯には使わない方が良いでしょう。
また洗濯の際に、シーツや布団カバーをネットに入れるのも大切なポイント。
そのまま洗濯機に突っ込むと生地が傷んでしまう可能性があります。
汚れている部分を外側にして、じゃばら状になるように折りたたみ、洗濯ネットに入れましょう。

シーツや布団カバーの干し方

洗濯したシーツや布団カバーは、風通しの良い外で干すのがおすすめですが、紫外線は生地の繊維を傷めてしまいます。
なるべく直射日光が当たらないように陰干しをするようにしましょう。
物干し竿を2本使用して、シーツやカバーがM字型になるように干すと、重なる部分がないため、早く乾かすことができます。
干す時間帯は午前10時頃から午後の2時頃までが最適なタイミング。
午後の3時を過ぎると空気中に湿気が多くなってくるので、気をつけてくださいね。
花粉症が流行する時期は、花粉の舞いやすい日中を避けて夜間に干すと良いでしょう。

どのくらいおきに洗濯すればいいの?

シーツや布団カバーは、洗わないで使い続けると汗や皮脂がしみこんで早く傷んでしまいます。
冬は汗をあまりかかないから洗濯回数も少なくていいのでは?と思うかもしれませんがこれは間違い。
人は、冬も夏と同じように、睡眠中コップ一杯分の汗をかくのです。
夏も冬も週に1度はシーツや布団カバーを洗い替えするようにしてください。

不衛生な環境ではダニの繁殖が進み、アトピーや喘息などのアレルギー症状を引き起こしかねません。
雑菌の付いたシーツやカバーが触れることで肌荒れの原因になることもあります。
快適に眠るだけでなく、健やかに過ごすためにもなるべくこまめに寝具を洗うようにしましょう。

洗える枕なら、毎日が心地いい!

枕の中には、洗えない素材のものも多くあります。
羽やそば殻、仮反発の枕などは水に濡らせないので洗えません。
でも、中にはパイプストローやマルコビーズを使用した洗える枕も存在します。
洗える枕の場合は、たいてい洗濯機が使用できます。
洗濯ネットに入れて手洗いやドライコースで洗濯をすればOK。
完全に乾くのに時間がかかるため、天気がいい日に干すようにしましょう。
通気が悪いところでは乾きにくく、においの原因になるので、できるだけ風通しの良いところに干すのがおすすめです。
枕が清潔だと、健康にもいいですし肌にも安心ですね。

シーツや布団カバーなどの寝具を清潔に保つには、やはりこまめに洗うことが大切です。
衣類と違い、重量があってかさばるため、毎日の洗濯は大変ですが、週に一度は洗い替えをすると良いでしょう。
気持ちよく眠ることができるように、上手に寝具を洗っていきたいですね。

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