目覚めをよくする睡眠の秘訣は枕にかかっている?

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「朝の目覚めがすっきりしない」、「朝がつらく起きるまでに時間がかかる」という悩みを持っている現代人はとても多いのではないでしょうか?
睡眠時間を削ってしまいがちな忙しい日常ですが、短い時間だけでも質のいい睡眠をとり目覚めをよくしたいものです。
目覚まし時計に頼らず、自分から目を開け気持ちのいい一日をスタートさせるには、どうしたらいいのでしょうか?

実をいうと、目覚めをよくするメカニズムというものがあります。
大切なのは睡眠時間ではなく睡眠から目覚めたときの気分や体調。
身体のメカニズムを知ることで日常生活をより快適に過ごすことができます。

睡眠のスタートは朝から始まる

目覚めの良い睡眠をとるためには、質の良い睡眠をたっぷりとることです。
まず朝起きたら日光を浴びることから始めます。
すると脳の中にある松果体という小さな豆粒のような部分から睡眠を導入するためのメラトニンというホルモンが、夜暗くなると分泌されます。
このメラトニンは朝の日光を浴びることで、夜になると分泌されるよう睡眠サイクルを作る働きをしているのです。
そのサイクルが整うことによって、毎朝決まった時間に目が覚めるリズムとなっていくわけですね。

昔は、朝起きたら日光を浴び、夜は暗くなったら眠るというのが当たり前の生活でしたが、現代はストレスの多い社会。
電気を多く使うまぶしい夜、スマホやテレビのある生活で一日中、明かりがある中で生活をしていると、ホルモンのバランスが崩れてしまいます。
朝の日光を浴びることでホルモン作用や睡眠サイクルが関係している人間の体ですから、自然な環境で自然に任せていくことが、ベストなのかもしれません。

自律神経の大切なバランス

朝、気持ちのいい目覚めをするには身体のコントロールをつかさどる自律神経のバランスが重要になってきます。
この自律神経には2つの神経があり、「活動」と「休息」の神経に分かれています。
日中は活動が優位に働き、夜になると休息が働くようになっていますが、寝る前に明るい部屋でテレビやスマホを見たりすると、目からの強い刺激によって脳が休息をしないモードだと判断をしてしまいます。
また、緊張感やストレスを感じると活動するための神経が働きやすくなってしまいます。
寝る前の考え事や、悩みなども睡眠の妨げとなってしまうのです。
自律神経が上手に働くには規則正しい生活と適度な運動、過度のストレスを抱え込まないことが一番です。

目覚めの法則を極める

メトロノーム

良い睡眠をするために2つのサイクルを知っておくことが大切です。
人間の睡眠にはレム睡眠である浅い眠りとノンレム睡眠である深い眠りがあります。
目覚めのいい睡眠は断然眠りが浅く脳が覚醒状態に近いレム睡眠です。
一方、深い眠りのノンレム睡眠は無理して起きると目覚めが悪くスッキリしません。
個人差はありますが、一般的に睡眠のサイクルは90分とされています。
レム・ノンレムを1セットとし、目覚めるまでが繰り返されているのです。
この働きを利用して90分単位で起床時間を計算していくといいとされていますが、全ての人に当てはまるわけではありません。
また、逆に就寝時間を毎回ずらしていくことで、目覚めの良い起床時間が分かってくることもあります。

心地よい目覚めと枕の役割

さて、睡眠といえば、枕です。
当然枕と目覚めにも深い関係があるでしょう。
枕の役割は、体とふとんの間にできた空間を埋めて、体の負担を少なくするためのもの。
首から後頭部は曲線を描いているので、まっすぐの姿勢にはならないため、枕で安定させることが大事なのです。
枕と頭がぴったりフィットすれば、疲れも半減。
心地よい目覚めにつながりますね。

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