香りだけで良い睡眠が取れるの?と思った方いませんか?
アロマテラピーは、精油を使った自然療法のひとつ。
人間が本来持っている治癒力を利用したテラピーとして知られています。
そのアロマテラピーが睡眠に効果的だという話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
今回はそんなアロマテラピーと睡眠に着目してご紹介します。
脳に働きかけるアロマオイル
アロマの香りは鎮静作用があり睡眠にとてもいいとされていますが、いったい身体のどこに働きをかけて、心地よい睡眠をもたらしてくれるのでしょうか?
実を言うと、アロマオイルの香りは大脳半球の内側にある大脳辺縁系に伝わります。
大脳辺縁系からさらに視床下部へ。
視床下部は自立神経をつかさどっているところで、副交感神経を優位にし、脳の興奮を落ち着かせます。
眠りに効果的なアロマの香りとは?
眠りにいいとされている香りの種類はたくさんあります。
自分の好みの香りを選ぶのが一番ですが、まずはこちらに代表的な香りをご紹介しましょう。
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ラベンダー
睡眠といえばラベンダーが代表選手です。
不安を落ち着かせて、質のいい睡眠を得られるとされています。
ラベンダーは、紫色をしたシソ科の植物。
酢酸リナリルやテルピンという成分が睡眠効果を発揮してくれます。
ラベンダーのアロマオイルは、古代ローマ時代から使われており、殺菌作用があるので虫よけに利用したり、入浴時、湯にオイルを垂らして香りづけにしていたそうです。 -
ベルガモット
鎮静作用や抗ストレス効果があるとされるアロマオイルです。
紅茶の香りづけにも使われる、心地よい香りですが、使い方にちょっとした注意が必要です。
ベルガモットは日光に当たると肌荒れを起こしたり、色素沈着してしまうなどの光毒性があるため、使用するときは外出しない日の前にしましょう。 -
オレンジ
オレンジの皮をむいたときに香る甘酸っぱい爽やかな香りです。
落ち込んだ気分を前向きに、緊張をほぐしてくれます。
柑橘系の香りが好きな方におすすめです。
睡眠に効くとされる香りはまだまだあります。
イランイランなども独特の香りですが、リラックス効果が高いので人気の高い香りです。
好きな香りを見つけて、いろいろ試してみるのもいいですね。
レモンやミントは避けた方がよい
注意したいのは、レモンやミントなどの気分をリフレッシュする香りです。
気分がすっきりするので、疲れたときには効果的です。
また、仕事をはかどらせたいときにもいいでしょう。
ただし、ゆっくりと眠りにつきたいときは逆効果です。
枕に一滴のアロマオイルを
アロマオイルの使い方は、いろいろあります。
アロマランプに垂らしたり、入浴の時バスタブに入れたりと様々ですが、心地良い睡眠のためにぜひ試していただきたいのが、枕への一滴です。
シミにならないように、目立たないところにオイルをたらします。
肌に直接つかないところにつけるように注意しましょう。
お気に入りの枕にシミを作りたくない!という方はハンカチでもいいでしょう。
香りが強すぎないように、寝る1時間前くらいにオイルをたらして、枕元に置きます。
ハンカチなら洗濯が出来ますし、手軽に香りを楽しめます。
いかがでしたか?
香りを楽しみながら癒し効果も手に入れられるなんて、アロマの力は素晴らしいですね。
なかなか寝つけない夜にぜひ一度試してみてくださいね。