一日のうちの約3分の1の時間を占める睡眠ですが、意外と「眠ること」に苦労している方も多いのではないでしょうか。
安眠できない原因のひとつに枕が体に合っていないことがあります。
今回は、快適な睡眠に欠かせない体に合った枕選びのポイントをお伝えします。
目次
枕が必要なのはどうして?
そもそも、眠る時に枕が必要なのはどうしてなのでしょうか。
人間は、ボーリング程の重い頭をバランスよく支えながら二足歩行をしていますが、このときの自然な姿勢を眠る時にも保つことが大切です。
枕を使わずに寝ると、マットレスと首・後頭部の間にすき間ができてしまい、自然な姿勢を保つことができません。
枕はこのすき間を埋める役割を果たしているのです。
できるだけ、すき間をぴったり埋めてくれる枕を選ぶことが大切ですが、すき間の大きさには個人差があるので、体型によって適した枕が変わってきます。
体に合わない枕を使い続けていると、姿勢が悪くなるため、体の血流が滞り、首や肩こり、腰痛などが起きます。
自分の体型に合った枕を選ぶことは、快適な睡眠はもちろん、健康な生活を送るためにも大切なのです。
体に合った枕選びのポイント
肩こりや首の不調を感じている人は、体に合わない枕を使用しているケースが多いです。
体にぴったり合う枕選びのポイントをお伝えしますので、参考にしてくださいね。
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仰向けに寝たときに呼吸が楽にできるか
仰向けに寝て呼吸が楽にできれば、枕の高さと形が体に合っています。
枕自体の高さよりも、首から後頭部にかけての形が自分にぴったりくるかをチェックしましょう。 -
仰向けに寝たときに首にシワができないか
首にシワができて悩んでいる人の多くは、高すぎる枕を使用しています。
仰向けに寝たときに首がすっきり伸びる枕を選びましょう。 -
横向きで寝たときに肩に圧迫感がないか
まず仰向けになり、寝返りをうって横向きになってみてください。
このときに肩に圧迫感がないかチェックしましょう。
両サイドがやや高めの枕は圧迫感が少ないです。 -
寝返りがしやすいか
人間は一晩で約20~30回寝返りをうっています。
仰向け、横向きのどちらの姿勢でも寝返りがスムーズにうてるかどうかチェックしましょう。
寝返りがうちやすい枕は、頭3個分相当の大きさです。 -
寝た時に快適さを感じるか
高さと形が体に合っている枕、硬さや素材が好みの枕は、寝たときに快適さを感じます。
枕をしている感覚を忘れてしまうのが最適な状態です。
バスタオル枕を作って体に合った枕の高さを知ろう
体に合う枕の高さは、バスタオルを使って試すことができます。
バスタオル3~4枚で簡単に作れますので、自分に合う枕を知る意味でも、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
バスタオル枕の作り方
- バスタオルを半分に折ったら、さらに半分にたたみ、4つ折りにする
- ①を手前から約10cm折り、折りたたんだ部分が内側になるように半分にたたむ
- ②の内側に入れた部分に首元がくるように仰向けに寝る
- 低すぎる場合には、平らにたたんだバスタオルを下に入れ込む
- 横向きで寝るときには、筒状に丸めたタオルを②の両側に置く
バスタオル枕で自分に合った高さを知っておくと、お店で枕を選ぶ際の目安にもなります。
体に合った枕を使うことで睡眠の質がよくなると、肌も綺麗になり、毎日をはつらつと過ごせるようになります。
この記事を参考にして、快適に眠れる自分にぴったりの枕を選んでくださいね。