寝具を長持ちさせるために自宅でできるメンテナンス方法

寝具を長持ちさせるための自宅でできるメンテナンス方法

毎日、使用している寝具にも寿命があって長く使うとくたびれてきます。
マットレスや枕がへたってくると寝心地も悪くなり、安眠を妨げる原因になります。
でも、愛用の寝具をできるだけ長く使いたいのも本音。
そこで、今回は寝具を長持ちさせるコツと自宅で簡単に行えるメンテナンス法についてお伝えします。

寝具の寿命ってどのくらい?

寝具の寿命は、下記の期間が目安と言われています。

  • マットレス: 7~10年
  • 敷き布団: 3~5年
  • かけ布団: 10~15年
  • 枕: 1~5年

一生、使えるものではないため、寝具の状態をチェックして買い替え時を見極めましょう。

例えば、マットレスは、体重のかかる中央部分がへこんできたら交換のタイミング。
へたったマットレスは寝心地が悪く寝返りの回数が増えます。
朝起きて肩こりや腰痛があったり、疲れがとれていないと感じたら寿命だと思った方が良いでしょう。

かけ布団は、かけていて寒さを感じるようになってきたら買い替え時です。
寝具の中でも寿命の短い枕は、へたってボリュームがなくなると高さを保てなくなるため、起きたときに首や肩の凝りを感じるようになります。

寝具を長持ちさせるための正しいメンテナンス法

寝具は、材質や使用する人の体型、お手入れ方法によっても寿命が変わります。
体型は簡単に変えられないにしても、定期的に正しいメンテナンスをしていれば、できるだけ寝具の寿命を延ばすことができます。
どのようなお手入れをすれば良いのか寝具別にみていきましょう。

マットレス

3カ月~半年に1度、上下や裏表を交換してください。
いつも同じ場所に体重がかかると、その部分にへこみができてしまいます。
マットレスにかかる負担を色々な場所に分担させることで長持ちさせましょう。
定期的に湿気を飛ばすことも重要なポイント。
ベランダに干すのは大変でも通気性の良い窓際に置いたり、扇風機に当てたりしてできるだけ風を通すようにしましょう。

扇風機

かけ布団

かけ布団は素材の種類によってもお手入れ方法が異なります。
羽毛布団は、布団を上下に動かして通気させた後、陰干しにします。
コットンやポリエステルの布団は天日に干すと湿気によって失われた弾力性や保温性が復活します。
天気の良い日は2~3時間太陽に当てるようにしましょう。
布団を強く叩くと生地が傷んでかえって寿命が早くなってしまいます。
干した後は、軽く埃を落とすか掃除機をかけるようにしてくださいね。

布団干し

ベッドパット

マットレスの上に敷くベッドパットは寝具の中でも湿気が溜まりやすいため、週に1度は太陽の下で干しましょう。
布団乾燥機にかけるのもおすすめです。

日光

枕カバーは汗や皮脂などで雑菌が溜まりやすい寝具です。
3日に1度は交換するようにしましょう。

枕

シーツ・カバー

雑菌の繁殖を防ぐには1~2週間に1度が交換の目安です。

シーツ

季節による寝具の保管方法とおすすめの素材

マットレスや枕は、季節が変わっても交換しないことが多いですが、夏と冬で同じかけ布団を使う人はいないでしょう。
使用しない季節に正しく保存しているかも布団を長持ちさせるポイントのひとつ。
陰干しするなど、湿気をしっかり飛ばしてから保管するようにしてください。
収納には通気性の良い袋などを使用しましょう。

湿気のたまりやすいベッドパットは、季節によって素材を変えるのがおすすめ。
夏場は通気性の良い麻、冬場は保温性と保湿性の高いウール素材のものを選ぶと良いでしょう。

お気に入りの寝具はできるだけ長く使い続けたいですね。
定期的にメンテナンスすれば寝具の寿命は変わります。
この記事を参考に、ぜひご自宅でお手入れを試してみてください。

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