「快眠グッズを試してみたのに、イマイチ効果を実感しない…」というあなた。
今、必要なのは足し算より引き算かもしれません。
ぐっすり眠れないのは、日々の生活で当たり前になっているアレが原因かも?
今回は安眠を妨げるNG習慣についてご紹介します。
寝る前の飲酒
男性に多いNG習慣は、寝る前のお酒。
アルコールは脳を麻痺させるので眠気を誘いますが、寝ている間に目を覚ましやすくなります。
また、お酒を睡眠薬感覚で常用していると、次第にアルコール耐性がつき、眠るまでに必要な量がどんどん増えてしまいます。
「酒は百薬の長」と言われますが、健康効果は体に合った飲酒量や時間を守ってこそ。
寝酒に歯止めが効かなくなる前に、入浴などお酒以外のリラックス方法に切り替えましょう。
寝る前のカフェイン摂取
カフェインと聞いて一番に思い浮かぶのはコーヒーではないでしょうか。
カフェインを含むコーヒーの覚醒作用は広く知られていますが、実はカフェインは家庭のあらゆる飲み物に含まれています。
紅茶、緑茶、ウーロン茶、ココア、コーラ、栄養ドリンクなどを寝る前の3〜4時間に飲むと、寝つきを悪くしたり、眠りが浅くなる可能性があります。
代わりに飲むならハーブティーやたんぽぽコーヒー、麦茶などがおすすめです。
寝る前のスマホはよくない?
パソコンやスマホが発するブルーライトについてはよく知られていますね。
ブルーライトは、人間の目でも目視できるほど刺激のある青色の光で、水晶体で吸収されず、網膜にまで達してしまいます。
長時間、パソコンやスマホを見ていると目のしょぼしょぼしたり、疲れたりするのはこのブルーライトが原因の一つなのです。
ブルーライトを長時間浴びることで、「メラトニン」というホルモン分泌を抑えることが分かっています。
メラトニンは睡眠ホルモンとも言われ、覚醒状態と睡眠状態を切り替えて、スムーズな眠りに導く作用があります。
たとえば、朝の光を浴びると、メラトニンの分泌が止まり、ちょうど15時間ほど経過したとき再び分泌を始めます。
その量は少しずつ増え睡眠にちょうど良い体内深部の体温に導くことで、自然と眠気がくるようになっています。
ブルーライトによってメラトニンが抑制されないように、睡眠前のスマホは、できるだけ避けた方がよさそうですね。
寝る前の喫煙
たばこに含まれるニコチンは、アドレナリンの分泌を促進して脳を興奮させて眠りを妨げます。
寝る前の喫煙は控えましょう。
一方、禁煙を始めた方からは「たばこをやめたら眠れなくなった」という声も。
これは禁煙初期に起きる離脱症状の影響です。
タバコを断ったストレスでリラックスできず、睡眠に悪影響を及ぼしているのです。
「リラックスにはやっぱりたばこ」と考えるのは早計です。
離脱症状は一時的な反応なので、タバコに代わるリラックス方法を探したり、無理のない禁煙方法に切り替えて、辛い期間を乗り切りましょう。
休日の寝溜め
目覚まし時計を気にせず眠れる休日の朝は、なんとも言えない幸福感があるもの。
平日の睡眠不足の解消のために、いわゆる「寝溜め」をしているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、これは体内時計を狂わせて夜の眠りを妨げる原因となります。
快眠は、朝の光で体内時計をリセットすることから始まります。
休日も目覚めたらカーテンを開けて、太陽の光を浴びましょう。
休日明けの朝がいつも辛いという方は、休日の朝の寝溜めよりも夜の熟睡を意識して行動してみてくださいね。
いかがでしたか?NG習慣とわかっていても、やめる気が起きないという方も多いでしょう。
しかし、一度試して睡眠への効果を実感できれば、自然と正しい習慣に切り替えていけますよ。
まずはNG習慣の回数を少し減らすことからチャレンジしてみてくださいね!