体ポカポカでぐっすり眠ろう 冷え性さんを快眠へ導く白湯の習慣

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秋や冬になると、布団の中に入った時に手足の冷たさが気になりませんか?
冷え性は様々な体の不調を招き、冷えた体では寝つきも悪くなりがちです。
そこで冷え性改善に取り入れたいのが、朝晩に白湯を飲む習慣です。
特別な材料や道具がいらないので、誰でも今日から始められますよ。

白湯を飲むと、どんないいことが?

白湯とは、水を一度沸騰させ、無理なく飲める温度まで冷ましたものです。
白湯を飲む健康法は、5000年以上の歴史があるインドの予防医学・アーユルヴェーダから始まったとされています。
茶葉や豆を抽出するお茶やコーヒーとは違い、水を沸かしただけの飲み物なので、基本的に味は付いていません。
慣れると水の甘みを感じる人が多いようです。
白湯を飲むと、胃や腸などの内臓が温まって体温が上がります。
そして血行が促進されるので手足の冷えが緩和されるのです。
白湯を飲むことが習慣になると基礎代謝が上がり、寝つきにくさなど冷えからくる様々な症状の改善が期待できます。
また、腸はデトックスにおいて重要な役割を担う臓器です。
白湯を飲む習慣で、腸を温めてきちんと働く状態へと導いていけば、毒素排出の機能が高まっていきます。

家にあるものでOK!白湯の作り方

白湯のいいところは、すでに家にあるものだけで始められることです。
必要なのは、やかんと水だけ。
わざわざミネラルウォーターを買ってこなくても、水道水でも大丈夫です。
まず、800ml程度の水を入れたやかんを火にかけます。
沸騰したら少しだけ火を弱め、ぼこぼこと音が出る沸騰状態を10分ほど保ちます。
時間がきたら火を止め、カップに150mlほど注いで50℃を目安に冷まして飲みます。
すぐに飲まない分はポットに保存しておきます。

白湯の飲み方

白湯は飲み方にもポイントがあります。
まず、飲むタイミングは「朝起きてすぐ」と「寝る前」がおすすめです。
人間は寝ている間に体温が下がっています。
朝は1日の中で最も体温が低いため、白湯を飲むことで体を内臓から穏やかに温めることができます。
また、寝る前に白湯を飲むと寝付きが良くなります。
人の体は深部体温の下がり始めに眠気を感じますが、白湯で血行が良くなると体の表面から熱が放出されるため、自然な形で眠りに誘われるのです。
飲む時は、一口ずつすすりながら飲むことを意識します。
時間は10〜15分かけて飲むのがコツです。
また、1日に飲む量は800ml程度が良いとされてます。

白湯と同時に枕も変えてみたら?

実をいうと、枕も多少なりとも冷え性に関係があるようです。
自分に合っていない枕を使うと寝返りが上手にできなくなることがあります。
人間は一晩で20回も30回も寝返りをするものですが、枕が寝返りを妨げると、リンパの循環が悪くなり、体が冷えてしまうのだそう。
つまり、枕は自分に合ったものにしないといけない!ということです。
枕の高さや柔らかさは、人によって好みが違いますが、寝返りが自然にできる枕は、その人に合っている枕の条件のひとつでしょう。
冷え性さんには白湯もいいですが、同時に枕を変えてみると、相乗効果が高まるかもしれませんね。

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眠る前にゆったりと白湯を飲む時間は、心も穏やかにしてくれそうです。
「寒くなると電気毛布が手放せない…」という方も、今年は手軽に始められる白湯で体の中からポカポカになってみませんか?

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